出産報告



クリスマスイブの夜、元気な坊やが産まれました!

名前:     アキ

出生日時:  2003年12月24日 午後10時3分

体重:     2660g

身長:     47.2cm




●○● 病院にて ●○●


病室に回ってきたサンタさんにプレゼントをもらう。
この時はまだ笑顔で受け取る余裕あり。

クリスマス・メニューの夕食。(プチケーキ付き)
5分間隔の陣痛の合間をぬって完食!

そろそろつらくなってきたところ。あぐらで座ると
子宮口が早く開くと聞き、ベッドの上であぐらをかく。

誕生!!

熱唱!?

胸囲を測ってもらってます。

心音は問題ないかな?

初めてのオムツ

初めての産着

あんよに名前書かれてます。

パパの抱っこ

めでたしめでたし



●○● 出産話あれこれ(私の場合) ●○●

陣痛
24日午前11時過ぎ、陣痛開始時からいきなり7分間隔で即入院となる。
この時の痛さは「ちょっとキツめの生理痛」くらい。病院への移動のためタクシーを呼ぶが、
タクシー会社がうちの場所を分かってくれず、仕方がないので徒歩3分の保育園まで
入院バッグを抱えて自力で移動する。

開始時から6時間目くらいには5分間隔に。この時の痛さは「ひどい生理痛」くらい。
痛みで吐きそうになる。(でも吐かなかった。)痛みは1〜2分続くが、その合間は
全然なんともなくて、付き添ってくれた義母と世間話を楽しむくらいの余裕アリ。

8時間目くらいには3分間隔に。痛さは「人生最悪の生理痛」くらい。痛みで冷や汗が出る。
動けない。背中・腰をさすってもらうと和らぐ。痛みの波の合間も辛くなってきてグッタリ。
合間にトイレに行こうとしたらまた痛みの波が来て、病院の廊下で人目もはばからず
四つんばいになり「うう〜、痛い〜」と苦しむ。

10時間目頃、痛みの波と格闘中に破水。羊水がドバッと出てベッドがすごいことに!
(家でなくて良かった。)車椅子で分娩台へGO! 

ちなみによく言う「ヒッヒッフー」とかいう呼吸法は1回もやらなかった。深く呼吸するよう
言われて、なるべく心がけたけどついつい「ハッハッハッ」となってしまってた。

分娩
それまでの陣痛との格闘中にすでに何度かいきんでしまったせいか、分娩台に乗る時には
「赤ちゃんすぐそこまで来てるので2、3回いきんで出しちゃいましょう」と言われる。
この時、メガネを外してたのでハッキリ見えなかったが時刻は午後9時半頃。
「10時までに産んでしまえば深夜料金をとられずにすむ!」と思って頑張ることにする。
(意外と冷静。)
ところがいざ分娩台に乗ったら陣痛が遠のいてしまう。陣痛が来ないといきめないので
おっぱいマッサージをして陣痛を呼ぶ。(おっぱいマッサージをすると子宮が収縮して
陣痛がくるらしい。)

呼び戻った陣痛とともにいきむが、いきみ方がよく分からず「握り棒しっかり握って」とか
「足を踏ん張って」とか「目を開けてあごをひいて」とか「声出さないで」とか、
助産婦さんの指令に従う。そこへ先生が「ちょっと手伝いましょう」と言って、お腹を上から
思いきり押す。(大丈夫なのか?)するとヌルリと出る感触。午後10時3分、出産!
(3分遅れたために深夜料金が加算されてしまった〜。)

母親学級などでビデオの出産シーンを見ては感動して涙してた私ですが、自分の出産に
ついては感動というより「ホッとした」の一言でした。分娩所要時間10時間半は
実感としては3〜4時間くらいに感じました。

会陰切開と縫合
一般的に出産で一番恐れられる会陰切開ですが、いざやってみると「痛くない」という噂は
本当でした。麻酔をかけられるらしく(かけられたのも気づかなかった)、ハサミが入った
感覚は分かったんだけど痛くはなかった。てか、いきむのに必死でそれどころじゃなかった。

むしろ、切った所を産後に縫う処置がめちゃめちゃ痛かった。これは後で聞いたところによると
私は運悪く「縫うのが下手な先生」にあたってしまったらしい。チクチク縫うたびいちいち
「痛い〜」と大騒ぎ。陣痛なみにつらかった。(痛さの種類が全然違うけど)
でも、その先生は溶ける糸を使ってくれたので抜糸がなくてよかった。
ママ友の中には「縫うのは痛くなかったけど、抜糸が痛かった」と言う人もいた。

ところで私が産後の処置で苦しんでいる間、相方はカーテンの向こうで赤ん坊と
大はしゃぎで、「パパは親バカになりそうですね〜」と看護婦さんに笑われてました。

剃毛・浣腸・導尿
私の場合はナシでした。

赤ん坊とのご対面
産後すぐ赤ん坊を抱かせてもらいました。お乳もあげてみました。産後すぐなので母乳なんて
出ないんだけど、赤ん坊はちゃんと吸いついてくれて「へぇ〜」と感心。
たしかにこの赤ん坊は自分が産んだんだけど、この時はまだこれが自分の赤ん坊という実感が
わかず、次の日になってもやはりこの赤ん坊が自分のお腹から出てきたというのが不思議で
むしろ「えっ!こんなかわいい赤ちゃん、もらっちゃっていいんですか?」って感じでした。
心境の変化は入院中にいろいろ感じてくのですが、それについてはこちらで。

出産全般を通しての感想
出産は思ってたほどつらくはありませんでした。痛いのはたしかに痛いけど「終わってしまえば
忘れる痛さ」というのは本当かも。
「鼻からスイカを出す痛さ」とか「ハンマーでガンガンなぐられる痛さ」とか言う人もいるけど
私にとってはそれほどではなく一言で例えるならば「人生最悪の生理痛」ってとこです。
この痛さがイヤで、もう子供はいらないって人もいるけど、私はもう一人くらい産んでみても
いいかもと思います。

でもそんなに痛くなかったと言えるのも、入院直後からずっとつきっきりで腰をさすったり
してくれた義母、仕事の後に駆けつけて支えてくれた相方のおかげだと思います。
私一人だったらきっともっと苦しかったであろう時間が、二人が一緒にいてくれたことで
本当に心強かったです。ありがとうございました。



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